耳タコだぜ

坂口恭平「魔子よ魔子よ」(Practice for a Revolution)

D


27歳の誕生日を迎え、めでたく歯医者に通い始めました。私の口の中にある複数の虫歯の存在は前から気づいていましたが、痛みもなかったし、ずっと放置していました。なんで急に重い腰をあげたかと言うと、もし今後、妊婦になったとき虫歯の治療ができないのでは?と思ったからです。私はずっと、未来の自分のために、自分の体をあんまり大事にしてこなかったなあって、これは今現在すごく後悔しています。未来の自分を労ること、全然してなかったなって。過去にやってた事は、確実に未来の自分の体に返ってくるんだって。その時になってみないとわからないことばっかりです。もうほんとにね!


地上波で放送していた「新劇場版の頭文字D 覚醒」がとても面白く、ハマってしまいました。もともと旦那さんがイニD大好き芸人(スラムダンクと同じレベルで好きらしい)だったので、だいたいの内容は知っていたのですが、車も興味ないし好きにならなそうだなと思ってスルーしていました。地上波放送の次の週に、新劇場版の2話を映画館まで見に行ってしまい、これも面白く、その次の週には舞台のモデルである榛名山(作中では秋名山という名前)まで行ってしまいました。登場人物のリアクションが昭和感溢れてて、なんかすごく落ち着くというか、なつかしい。あと台詞も面白いですね。見に行った映画館の駐車場では、同じくイニDを見に来ていた人の、ガチな走り屋車が何台かあったり、作中で出てくる車体と同じ物を見かけたりしました。榛名山のヘアピンカーブには、実際にドリフトしたと思われるタイヤ痕がすごくて、カーブ横のガードレールが、ぐしゃんとなっていたり、拓海が行う「みぞ落とし」が本当にできそうなカーブもありました。藤原とうふ店のモデルになったお豆腐屋さんは、区画整理のために今現在は無くなっていますが、伊香保の「おもちゃと人形・自動車博物館」に、拓海が乗っているパンダトレノのAE86を再現した車と、モデルになったお豆腐屋さんの店舗看板(親族の方が博物館に寄贈されたそうです)などが、あります。この博物館、車のほかにも本当にいろいろあって面白いので、伊香保の近くに行くときは「那須どうぶつ王国」と合わせて行くのがオススメです。


f:id:kujyooooooooou9:20150611230718j:image:w200

専門学校の時に友人にあげたiPod nanoの第2世代が帰ってきました。おかえりなさい! 専門学生時代、すでに世の中がmp3プレーヤーに移行していたにも関わらず、中学生の時に買ってもらったボロボロのMDプレーヤーを使っていて、さすがに電車の中でMDをガシャガシャと入れ替えるのが恥ずかしくなって来た頃、友人のお姉さんが不要になったiPod nanoがあるというので、譲ってもらいました。しばらくして、もっと容量が欲しいと思い、私がiPod touchに買い替えるタイミングで、プレーヤーを持っていなかった別の友人に第2世代を譲ったのです。帰ってきた第2世代は、とても綺麗な状態で、充電したらなんの故障もなく、バッテリーも正常。使ってみると、とても軽く、洗練されていて、最新のスマホよりも、よっぽど優れているもののように感じました。容量がなんと2GB(!!)なので、譲った友人は各アーティストの好きな曲をプレイリストにして数曲ずつ入れていたようでした。プレイリストを見ると、時代がそこで止まっていて、それがなんだかすごく、良かったです。自分ではない誰かのプレイリストを見るのは面白いですね、自分が見られたら裸を見られるように恥ずかしいですが(笑)昔、音楽がこんなにもデータじゃなかった頃、いろんな人が作ってくれたスペシャルプレイリストCD-Rを聞くのがすごく好きだったのを思い出しました。その人の手書きの曲名たち、百円ショプのクソダサいCD-R。あの頃に私が作った誰か宛のスペシャルプレイリストCD-Rも、私の知らないどこかで、今も誰かが持っていたり、聞いていたりするのかもしれません。第2世代には懐かしい機能もあって、イントロクイズ(楽しい!)やあの小さい画面でソリティア出来たり(やりにくい!)など、今触ってみると、ものすごく愛らしく、とっても可愛い機械だと気づきました。これからも定期的に使って、大事にする。そして、綺麗に使っていてくれた友人よ、ありがとう。