公園ガチ勢

お久しぶりです。くじょーです。元気です。

もう夏!っていうか夏終わりますね~。自分が子供のころ、夏って何をしていたかあんまり記憶がない(そもそも夏嫌いだったし小学校のころは涼しい部屋でスラダンのアニメとかドラマの再放送ずっと見てた)んだけど、息子と過ごしてる今の夏が本当の夏っていうか、ああ、夏ってこんなのなんだなって、初めて解った気がする。


宇多田ヒカルの新しいアルバム聞きました?私「あなた」という曲がすごすぎてもう才能愛情つまり過ぎてて、おったまげ~!!無理!!!ってなったんですけど・・・曲の質量ハンパなくない? 「初恋」を花男のドラマで聞いて、うわ~~~やべ~~~!(あの曲流れただけでドラマの質上がるウ~!)って感じで初恋目的でアルバム聞いたら初恋にたどり着く前に「あなた」でノックアウトだったよ。「あなた」は母親が子供を思う気持ちそのものすぎて、なんでこんな歌が作れるのか!!!って。絶妙すぎて。今までこういう歌聞いたことなくないですか?あなたさえそばにいれば他に何もいらない~、夢の High Tension!!!くらいしか思い浮かびません(あれは男女の話だし)最初から最後まで愛が果てしなくない?はみ出てるし!溢れてるよ。「あなた以外なんにもいらない 大概の問題は取るに足らない 多くは望まない 神様お願い 代り映えしない明日をください」子供産まれてからほんとコレよ。旦那のことはもちろん大切だけどそれとは別格。とにかく、子供が生きていることが一番大事で、ほかのことはどうでもいいし、どうにでもなるって強く思えるようになりました。事故や災害や戦争でいきなり命を落とすかもしれないけど、子供にはそういう未来がないようにとずっと思ってます。「一日の終わりに撫で下ろす この胸を頼りにしてる人がいる くよくよなんてしてる場合じゃない Oh ただの数字が特別になるよ」子供寝かしつけたあとは本当に任務完了!!って感じで毎日へとへとなんだけど、悩んでる暇もないっていうか。だだの数字~は、誕生日とか身長体重とかいろいろあると思うけど、出生体重だと思う。他の人にとっては何の意味もない数字の並びで、子供の注射のたびに何回も何回も書くし。正直産むまで自分の出生体重とかも全く興味も意味もなかった。母親は死ぬまで忘れないと思う。「あなたと歩む世界は 息を飲むほど美しいんだ 人寄せぬ荒野の真ん中 私の手を握り返したあなた」小さな子供と過ごすとほんとこれなー!! 私が気づかない細かいことにすぐ気がつくし私が夏を初めて解ったように、これからも初めて教えてもらうことが沢山ある。人寄せぬ~は宇多田ヒカル自身のことだとは思うけど、その世界でも手を握ってくれる子供な!子供ってすごいよな。「戦争の始まりを知らせる放送も アクティヴィストの足音も届かない この部屋にいたい もう少し Oh 肌の匂いが変わってしまうよ」これは新生児のころの話っぽい。世界から遮断された部屋みたいな感覚なんじゃないか。私と子供ふたりだけの静かな世界。肌の匂いが変わる~ってのは、新生児特有の甘い匂い(母乳やミルクだけで生きてるときの)だと思う、どんどん無くなるから。息子なんてもう足臭いし。成長は嬉しいが。そんで「なんと言われようと あなたの行く末を 案じてやまない 終わりのない苦しみを甘受し Darling 旅を続けよう あなた以外帰る場所は 天上天下 どこにもない」最後これで終わりってやばくない?「あなた以外帰る場所は 天上天下 どこにもない」ですよ?!はーーーー、すごいなこの歌。この歌のことを調べたらこの歌は「ai」の発音ばっかりになってるらしくて、それもすごいよね。このほかの歌詞も隅々まで本当にすごい曲だった。宇多田ヒカルの曲は、興味がわく曲と全く興味がわかない曲があって不思議です。前のアルバムの「真夏の通り雨」もものすごい興味がわく。もうこれ聞いてると宇多田ヒカル自身の核に近づいてしまうというか、他人の見ちゃいけないものを見てしまったみたいな罪悪感に陥りませんか?歌を通じて自身の中心に他者を招き入れるっていうか、もう少しで戻ってこれなくなるみたいな?あっぶねーってなりません?まあそんなのこちらの想像でしかないけど、それやる気持ちってどんなんだろうって思う。とにかく宇多田ヒカル本当にすげーな!と思った話でした。

初恋

初恋